「はさみ」
かなり昔から文具である。
そのハサミが超進化を遂げている。
ハサミはそもそもそんなに買い換えるものではなかった。わたしと同じように切りにくかったりするのも「そんなもんだ」と、はさみの問題ではなく切る対象の問題だと片付けてやりすごしてしまうひとも多いだろう。
だが違う。ハサミは圧倒的に進化している。超変革をとげていた。
たまたまはさみが見当たらなかったので新しいのを買おうと思い、文房具屋をのぞいてみた。適当に選んだプラスの「チタン」でコートしたはさみを買ってみて実感した。 (チタンという響きには弱い)
プレミアム文房具という流れがある。100円ショップで基本的なものは揃う時代。100円均一の商品でも、そこまで機能を果たさないという品質の低いものは見かけなくなってきた。
その一方で100均一で勝負しないメーカーは付加価値の高い製品を発表するようになった。私もどうせつかうなら、そんなに値段の高いものではないしちょっといいものを使おうと思った。
- あきらかに切り味が違う
- なんというか気持ちが良い
- 軽いのに安定感がある
そんな印象を受けた。積極的に使いたくなり切ってみたくなる危ない衝動に駆られた。
なんとなく100均一などで済ましてしまった人。ちょっとだけ値段があがるけど「良い価格帯のはさみ」を一度つかってみてはいかだろうか・・・。
このページではいくつかおすすめのはさみを紹介していく。
はさみの進化
はさみは「グリップ」と「刃」があわさったものだ。グリップとはハンドルと表現することもある。すなわち持つ部分。
- グリップ(ハンドル)の形状進化
- 刃のカーブ
- 刃の素材
伝統的なハサミであるが改善ポイントは潜んでいた。このような部分を各社が工夫してつぎつぎと新しい製品を投入しているのが今現在だ。
おすすめのはさみ
プラスフィットカーブ
このプレミアムはさみブームの火付け役とも行っても良いプラスのフィットカーブシリーズだ。私が驚いたのもこのシリーズ。
プラスのフィットカーブはなんと発売以来900万本オーダーで売れたらしい。2012年登場なのですごい。はさみがどれほど売れるものなのかはわからないが業界では大ヒットらしい。
刃の角度が一定となるように計算された「ベールヌイカーブ」が特徴。厚紙でもザクザク切れるし、指がつかれにくい。 価格もお手頃だ。
フィットカーブのバリエーション
こちらは「フィットカーブ プレミアム チタン」。チタンコートされている。耐久性がたかく錆びに強いのが特徴。3D加工された刃により、粘着性の高いテープを切ってもベタつきにくい。ガムテを切断することによって、その後切れ味が無力化する現象・・・、あれが抑えられる。
さらにこのフィットカーブの切れ味をキッチンに持ち込んだものが、こちらの洗えるコーティングがされたフィットカーブ。水に濡れても大丈夫で各種包材などのパッケージから、食材まで切ることができる。丸洗いできるのが魅力。
まずは基本としてフィットカーブシリーズを抑えておくとよい。あまり高いものでもないので職場など周りの人に教えてあげて普及するのも良いと思う。たぶん知らないひとは「ほっほう」と声をあげるはず。
レイメイ藤井 スウィングカット
ちょっと変わった形になるのがレイメイ藤井のスウィングカット。この形状にポイントがあって、支点をずらして切る仕組み。
慣れると力がいらないのでほんと楽になる。
もちろんスウィングカットにも物欲をくすぐるチタンコートやフットコートされたバージョンがある。
並べて眺めるとかわいい。結構かわいい形をしている。
はさみを買い換える機会のある方、または積極的に使うひとはぜひともフィットカーブやスウィングカット両者を試してほしい。 ちょっと世界が変わる。