自作PC講座 第5回:自作PCで必要な揃えるパーツ ~ パソコンを構成するパーツたち
パソコンはいくつかのパーツがあつまって成り立っています。CPU、マザーボード、電源ユニットなどなど。
この記事ではパソコン本体がどのようなパーツから成り立っているかを写真付きで説明しています。
自作パソコンに必要な構成パーツ一覧
自作パソコンは以下のパーツから成り立っています。
- CPU
- メモリ
- マザーボード
- HDD/SSD
- 電源ユニット
- ケース
- グラフィックボード
- 光学ドライブ
- ディスプレイ
- キーボード/マウス
- OSソフト
パソコンを構成するパーツ一覧です。コピペなどにお使いください。
パーツ同士は規格化されたコネクタにはめ込む形、もしくは規格化されたケーブルで繋がります。またケースにはネジによって固定されます。
自作PCとしてパソコンをはじめて作る場合や他のPCを作った余りパーツを持っていない場合は以上のパーツを買い揃えることになります。以上11種。結構多いですね。
※グラフィックボードだけはCPU、マザーボードに搭載されている内蔵グラフィック機能で代用することもできます。
自作PC用のパーツの簡単な説明
先に紹介した11種のパーツについて、写真とともに個別に簡単に紹介していきます。より詳しく知りたい方は個別パーツの説明ページへのリンクもありますのでそちらも参考にしてください。
CPU
パソコンで一番大事なパーツです。より学術的な用語だと中央処理装置と呼ばれています。パソコンの頭脳と言う例えが良く用いられます。パソコン上ではOSや様々なアプリが動きますが、すべてCPUが計算して処理した結果を返しているのです。
パソコンの処理能力(速さ、性能)を決める一番重要なパーツです。
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CPUの機能と選び方で重要となるポイントについて写真・図解で分かりやすく解説しています。
メモリ
CPUが計算の途中で利用するノートや黒板のようなもの、一時的に記憶しておく場所です。主記憶(メインメモリー)やRAM(Random Access Memory)と呼ばれます。
容量が大きいほど一度に大量のデータを扱えるので、自作PCの高速化、安定化につながる重要なパーツです。
メモリが無ければパソコンは動作しません。
マザーボード
自作PCには様々なパーツがありますが、基本的にこのマザーボードにパーツを規格できまったコネクタに取り付け、もしくはケーブルで接続していきます。パソコンの中心になるため、マザーボードと呼ばれます。
マザーボードは基板です。電気製品の中にあるような基板と同じです。自作PCではあまり使われない言葉ですがメインボードと呼ばれることもあります。拡張端子や様々なスロットが存在しています。
HDD・SSD
データを記録して保存するパーツです。パソコンの電源を落としても次立ち上げる時にここに保存されているデータを読み取って扱うことができます。
メインメモリの主記憶に対して補助記憶装置と呼ばれます。すこし紛らわしいですね。
これまで磁気ディスクを利用したHDD(ハードディスク)が媒体として主流でしたが、現在はフラッシュメモリを利用したSSD(エスエスディー)が普及しています。SSDはこちらの記事でより詳しく解説しています。
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電源ユニット
パソコンは電気製品です。各種パーツに電源を供給する重要なパーツです。一般的な家庭コンセントからは100Vの電流が流れていますが、電源ユニットによって12Vや5Vに変換してパソコン内部に流しています。
パソコンの性能に直結というより、長期的、安定的に使用するために重要なパーツとなります。電源不足では動作が不安定になり、あまりに品質の低い電源ユニットは故障することもしばしばです。
ケース
パソコンの外枠になります。ここにマザーボードや電源、光学ドライブなどのパーツを取り付けていきます。
サイズ、拡張性に加えてデザインにも直接影響するとても重要なパーツです。PCを自作しない場合はパソコンと言えばこのケース外観を思い浮かべますね。
ケースはなくても動作しますが、配線やパーツがむき出しになりショートや故障のリスクがあがるためとても常用することが出来ません。ケースに入れることで自作PCとして完成します。
グラフィックボード
玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660 搭載 グラフィックボード 6GB デュアルファン GALAKURO GAMINGシリーズ GG-GTX1660-E6GB/DF
- 発売日: 2019/07/12
- メディア: Personal Computers
パソコンのグラフィック機能を担当し、映像をディスプレイに送るためのパーツになります。3DゲームやCGなど高度な映像に特化した使い方をする場合に必要となります。グラボやビデオカードと呼ばれます。
通常のオフィス作業やネット、動画再生程度であればCPUやマザーボードの内蔵グラフィックスでも十分です。
光学ドライブ
CDやDVDそしてブルーレイなど光ディスクのデータを読み取るパーツです。またそれらのメディアに書き込む機能もあります。
現在は市販PCでは光学ドライブがついてないものも主流になっています。OSのインストールもUSBドライブを使ってもできるので必ずしも必須ではありません。
ですが音楽CDを扱ったり、DVDの映画を観たりと言った用途や大量に自作のDVDを書き込みたい用途がはっきりしている場合には付けてて良いでしょう。
ディスプレイ
パソコンのビデオカードやマザーボードと接続して画面を表示することができます。
現在は24インチ以上の大型ワイドの液晶ディスプレイが主流です。LCD (Liquid Crystal Display)とも呼ばれます。
BTOのPCなどでは一見価格が安い!と思ってもディスプレイが別売だったりします。自作PCの予算として見落としがちな項目でもあるので注意しましょう。
キーボード/マウス
マウスとキーボードはパソコンを操作するためのパーツです。
市販PCの場合は必ず付属しているのですが、こちらもディスプレイ同様に自作の場合は忘れてしまいがちなパーツでもあります。
現在はUSBの有線キーボード・マウス以外に上の写真のような無線キーボード・マウスも数多く発売されています。
OS
OS(オペレーティングシステム)です。自作PC用のOSはWindowsが主流です。
自作に必要なパーツの中では異色、唯一のソフトウェアですが、これが無ければ動作しません。OSも別途用意する必要があります。
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写真は自作PCに適した販売形態でDSP版のDVDになります。光学ドライブで読み取ってインストールする形になりますが、光学ドライブ不要のUSBメモリ版もあります。
まとめ
以上、自作PCを構成するパーツについて解説しました。結構買うものありますよね。
この後は予算や目的に応じてこれらのパーツを買い揃えて、組み立てて行くことになります。
自作PC講座
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