現在パソコンは趣味に仕事に人生の中でも長い時間ともにする大切な道具となりました。スマホがあれば十分という声も聞かれますが、やはりじっくり腰を据えて作業できるパソコンの生産性にはかないません。
どうせなら自分に合ったお気に入りの一台を使いたいですよね。
自作パソコンならば自分でパーツを選んで自分の予算と使い方に合わせた理想の一台を組むことが出来ます。
このサイトでは自作PCに必要なパーツや組立方法など初心者向け講座という形で連載して記事にしていきます。
「自作パソコンに興味がある、組み立てたいけど何が必要なの?」といった
「昔は自作したけど忘れてしまった!今現時点の流行や規格はどうなっているか?分からない」という方々向けに自作PC講座という形の連載記事形式でわかりやすく解説していきます。
まずは第1回目:自作PCのメリットについて。行きましょう!
自作PC 4つの魅力的なメリット
まず自作パソコン(自作PC)という言葉について簡単に説明します。
- PC とは?
- パソコンとはパーソナルコンピュータ(Personal Computer )の略語です。昔コンピューターといえば個人で使うものではなく企業や研究所などが業務で使用するためのとても高価なものでした。技術の進化に伴い安価になり個人でも使うパーソナルなコンピューターが登場したのです。
PC と表記されていますが、元の英語を略したもの。パソコンと同じ言葉です。このブログでも自作PCと表記したり、パソコンと表記したりがありますが差異はないです^^
では「自作PC」となるとその言葉どおり、「自分で作るパソコン」という意味。
自作の意味は通常幅広いですが、自作PCの世界の「自作」は「市販されている複数のパーツを組み立てる」という意味になります。マザーボードのような基盤やメモリのような電子部品を一から作ったりというような意味ではありません。
自作PCには様々な魅力があります。これら魅力は自作PCのメリットと言い変えても良いでしょう。
1.性能を自由に選べる
自作PCは一般的に「CPU」「マザーボード」「メモリ」「SSD・HDD」「電源」「ケース」「グラフィックボード」「光学ドライブ」といった PCパーツ を組み合わせて作成します。
既製のパソコンと違い自作PCはこれらのパーツを自由に選択して、予算に合致した性能や用途に合致した性能追求することができます。
自作PCは 性能を自由に選べる のです。
- 高性能CPUを搭載した光速エンコードパソコン
- 様々な用途に対応できる万能型PC
- 最新ゲームが大画面でもヌルヌル遊べるゲーミングPC
- 音楽を聞くための静音PC
- 写真や動画を沢山撮るので保存容量を増やしたPC
- 省スペースな小型PC
- ビットコインのマイニング専用PC
- AMD好きなのでAMDで揃えたパソコン…
パーツの組み合わせでこれら要望に応じたパソコンを作り上げることできるのです。
2.拡張性が高い
上記の「性能を自由に選べる」の延長線上にある話ですが、一度完成したらもう二度と変更できないことはありません。
パーツの組み合わせなのであとから変更することが可能です。
自作PCは 拡張性が高い のです。
使っているうちに以下のような状況が出てくるでしょう。
- データ保存容量の不足してきた
- 新製品が発売された
- 処理が遅くなってきた
- 以前欲しかったパーツが安くなってきた
使っているうちに発生してくる不満や問題点が出てきます。またPCパーツの値段は時間が立つにつれて基本的には下がる傾向にあります。当時買えなかったパーツをつけたくなったりするでしょう。
- より良い音で音楽を聞きたい
- パソコンでTVを視聴したい
- 実況配信したい
など新たな用途に使いたい要望も湧いてきます。
これらを拡張カードや外付けパーツを取り付けることによって実現できるようになります。後から変更できるという点が自作パソコンの大きな魅力で趣味性の高いところです。
3.デザインとサイズ
自作PCのケースは沢山の種類が発売されています。
デザインは市販のものよりも尖ったものからシンプルなものまで幅広く用意されています。最近は派手に光って彩るパソコンも主流になってきています
色(カラバリ)やデザインが豊富で部屋のインテリアと合わせたPCを用意することが可能です。
- LEDで派手に光らせるPC
- 装飾した内部基盤が見えるように側面がアクリルグラス
- ミニマルデザインでスタイリッシュPC
- ずっと昔からのお気に入りケースを使う
また自作PCの世界は規格化されているため、一度お気に入りのケースに出会えると長く中身だけを入れ替えて使うこともできます。
好きなデザインのパソコンを使い続けることができるのです。
サイズ 大きさ
自作パソコンには様々な大きさのケースが用意されています。自分の要望にあった必要な機能だけを搭載して小さくまとめることもできます。
- リビング用の動画・ネット視聴用PC
- 小型のデータ保存用ファイルサーバー
などなどスペースに合った小型なPCも作ることができます。
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- 発売日: 2019/11/29
- メディア: Personal Computers
このような小型ケースも発売されています。ピンクでカワイイですね。
4. コストパフォーマンス
メーカー製のパソコンよりもコストパフォーマンスを上げることができます。同じ性能のものを組むならまだ自作の方が安いです。
メーカー製 はノートPCや一体型PCが主流
今現在パソコンを買う際に候補にあがってくるメーカー製PCはノートPCやディスプレイ一体型がメインです。対して自作PCはデスクトップPCがメインになります。
メーカー製に多い一体型PCやノートPCは発熱や消費電力への対策のため、デスクトップPCよりも性能を抑えた機種が多いです。デスクトップPCである自作PCは市販のメーカー製PCに比べて低価格で高性能なものを作ることができます。
注意 自作PCのコスパ
自作PCが登場したのは今から20年程前、大きなブームになりました。当初はまだメーカー製パソコン本体の価格が高く、自作PCのコストパフォーマンスは非常に大きかったです。今現在はその差も縮まってきていますが、私は同じ性能に仕上げるならまだ自作PCに分があると考えています。
自作PCのメリットまとめ
- 性能を自由に選べる
- 拡張性が高い
- デザインとサイズの自由度が高い
- コストパフォーマンスに優れている
自分でパソコンを作れる喜び
自作PCの直接のメリットではないのですが、自作PCは「自分でパーツを選んで組み立てる」という頭と手を動かす喜びがあります。
最初は用語もチンプンカンプンで、やたら大変そうに見えますが、そこまで複雑なものではありません。
主なパーツ「CPU」「マザーボード」「メモリ」「SSD・HDD」「電源」「ケース」「グラフィックボード」「光学ドライブ」を繋げるだけです。規格化されているので難しくはないです。
一度組んでみて、組み上げたPCを実際に使ってみる。PCに愛着が湧いてくる。もちろん物足りないところも湧いてきます。またパーツを追加したり構成を変更してみたり、更には新しい一台を組み上げたくなったり。
自作パソコンは長々と続く趣味になるでしょう。
自作パソコンは楽しいもの。このサイトでも十分な解説をしていきますが、他のサイトや 以下のような書籍を使って作り方を理解していくと良いでしょう。
自作初心者向け 自作PC講座ムック本
ゲームPCや小型PC、クリエイター向けのハイパワーマシンなど用途別の自作PCのパーツと組み方が載っている本です。
最新動向に徹底的に詳しくなるための本
一通りの知識がある方がよりくわしくなりたい場合はこちら。1年分のDOS/Vパワレポート誌の特集をまとめた非常に分厚い本です。各パーツの最新動向が分かり、自作PCに関する基礎事項も網羅されているバイブル的存在です。
2020年の最新版が発売されました。
自作PC講座