Windows10 対応版
Windows を便利に使うにはキーボードショートカットが便利。 よく使うものから覚えて使っていきましょう。手元のキーボードだけで素早く操作することはパソコン上級者への近道です。なるべくマウスを使わずにサクサク操作。
Windowsにはショートカットキーが割り当てられています。キーボードを使って簡単にパソコンを操作することができます。慣れるとキーボードだけで操作できるようになり、マウスやタッチパネルへ手を伸ばさなくても良くなるのでとても効率があがります。
- Ctrl キー を使用したキーボードショートカット
- Windows キーを使ったショートカット
- ALT キーを使ったショートカット
- おわりに
Ctrl キー を使用したキーボードショートカット
Ctrl キー は コントロールキー(control key) と読みます。 自分のキーボードを見てみましょう。普通の Windows用キーボードであれば左下にあります。
基本!コピペ・切り取り・やり直し
いまから紹介するショートカットはもっともよく使うショートカットキーです。この記事を作成した時も数えきれないほど使用しました。 Windows には便利なショートカットが数多く用意されていますが「どれを覚えればいいの?」「覚えきれないよ」と悩みがち。そんな人は以下の6個をまず覚えましょう。それだけでも圧倒的にパソコン作業のスピードがあがります。
Ctrl + C コピー
選択したファイルや選択した文章をコピーします。
もっとも有名なキーボードショートカットです。通常はマウスで選択して右クリックしてコピーを選ぶ流れになりますが、一瞬でコピーできるのでとても速いです。次のペーストと合わせて使います。
覚え方 C=Copy と覚えましょう。
Ctrl + V 貼り付け(ペースト)
コピーした内容を貼り付けます。
ファイルを複製して別の場所に貼り付けたり、文章を貼り付けることができます。コピーとペーストを合わせてコピペという呼び方が一般的です。 コピーでは c を使いペーストでは隣にある v を使いますのでセットで覚えて身に付けておきましょう。
Ctrl + X 切り取り(カット)
選択した内容を切り取ります。
こちらもペーストと合わせて使います。 コピーとの違いは貼り付けた時の動作にあります。コピーはコピー前のファイルや文章を残しますが、切り取りは残しません。別の場所に移動するときに使いましょう。 Ctrl + x と Ctrl + V の組み合わせをカットアンドペーストと呼びます。コピペと合わせて覚えましょう。
Ctrl + A すべて選択
全選択です。一瞬ですべての内容を選択します。 フォルダ上にあるファイルを全部選択したい時や文章を全部選択したいときに使います。すべてを選択はマウスでファイルや範囲ドラッグすることできますが、ファイルの数が多かったり範囲が広かったりすると大変です。 ファイルを選ぶときはマウスで全部選択するよりも早くて便利です。選択したあとはコピペにつなげたりしましょう。
覚え方: A=ALL、英語の「すべて」の意味です。
Ctrl + Z 元に戻す
直前の操作を取り消して元の状態に戻します。
パソコンで作業をしていると「あ!間違ってしまった」「今のナシ!」というようにやり直したい時があるでしょう。ちょっとミスをしてしまったときに一段階前の状態に戻すことができるのが「元に戻す」機能なのです。
文章を入力しているときに間違ったときや、カットアンドペーストしたファイルの移動先が間違っているときなどのに使ってみましょう。慣れるとかなりの頻度で利用するキーボードショートカットです。
使っているアプリケーションによっては何段階も前に戻すことができます。戻りたいころまで Ctrl + Z を押してみましょう。 UNDO と呼ばれる操作です。
Ctrl + Y やり直す
(元に戻しすぎたのを)やり直す。
元に戻す機能を使っていると「あ!今の戻さなくて良かった」という場合があります。そのときはこちらのやり直すを使ってみましょう。 元に戻すは比較的知っている人が多いショートカットですが、やり直すは意外と知らなかったりパッと出てこなかったりするショートカットです。
Yにはとくに英単語上の意味はないのですが、ここは日本語で「Y…やりなおす」と覚えておきましょう。
ショートカットキーの押し方
ショートカットキーは同時押しではありません。 左手の小指でCtrl キー を押しっぱなしにして、つづく C や V や A などのキーを押すのが一般的です。 たとえば Ctrl + C でコピーする場合は Ctrl キーを長押ししながら C を押す という流れになります。
ためしてみよう
下のテキストエリアにて学んだコピペやカットアンドペースト、すべて選択、やり直しなどのキーボードショートカットを試してみましょう。
Ctrl キーのショートカット
まだまだCtrlキーを使ったショートカットキーがあります。
Ctrl + R 更新
最新の状態に更新します。 再読み込みです。
覚え方:R → Renew(更新)Reload(再読み込み)の英単語で覚えましょう。
Ctrl + N 新規作成
新規作成 使っているプログラムの新しいファイルや、エクスプローラーでの新しいウインドウ、ブラウザでのタブなどが新規に開きます。
覚え方:N → New(新規)の英単語で覚えましょう。
Windows キーを使ったショートカット
Windows10 対応版 Windows キー はウィンドウズのロゴマークが描かれているキーです。 一般的なキーボードであれば左下に配置されています。Ctrl キーの隣です。
Windows の設定・機能を呼び出すショートカット
Windows キーという名称だけあって、Windows OSの操作に特化したショートカットがたくさん用意されています。
Windows キーのみ
スタートメニューを表示します。
まずはWindows キー のみを押してみましょう。スタートメニューが表示されます。
画面の左下にあるスタートボタンを押した時と同じ動作です。
Windows + E エクスプローラー
新しいウインドウでエクスルプローラーを開きます。フォルダとファイルを表示する画面です。
タスクバーのエクスプローラーボタンを押したときと同じ動作です。
Windows + A アクションセンター
アクションセンターを表示します。
画面での右下にある吹き出し型の通知ボタンを押した時と同じ動作です。
覚え方:A → Action の頭文字と覚えましょう。
Windows + I 設定を起動
Windows の設定アプリ起動します。
アクションセンターのすべての設定やスタートメニューの歯車ボタンを押したときと同じ動作です。ここからシステムや個人用設定など各種設定画面を呼びだすことができます。 Windows 10にてよく利用するショートカットキーです。
Windows + X スタート右クリックメニュー
様々な機能へアクセスできるショートカットメニューを表示します。 画面左したのスタートボタンを右クリックした時と同じ動作です。
Windows + S 検索
検索を起動します。
画面左下、スタートボタン横にある検索バーをクリックしたときと同じ動作です。マウスを動かさず素早く検索語を入力したいときに役立ちます。
Windows + R ファイル名を指定して実行
「ファイル名を指定して実行」を呼びだします。
ファイル名をしてい実行は慣れると良く利用する機能です。例えば calc と入力してOKを押すと電卓アプリを開くことができます。プログラム名を入力して直接呼び出すことができるのです。
画面を切り替える Windows キーショートカット
続いて画面を素早く切り替えるためのWindows キーを利用したショートカットを説明します。
Windows + D デスクトップを表示
デスクトップを表示します。 たくさんウインドウを開いてしまいデスクトップが見えなくなってしまったときに、このショートカットで簡単にデスクトップを表示できます。 覚え方:D → Desktop の頭文字です。
Windows + L ロック画面
ロック画面を表示します。
画面をロックしたい場合やユーザーアカウントを切り替えたい場合につかいましょう。 席を立つときなど、このショートカットキーを利用してロックする癖をつけておきましょう。パソコンを第三者にのぞかれたり操作される危険が減ります。
覚え方:L → Lock の頭文字です。
Windows + ↑ 最大化
現在開いているウインドウを最大化します。
↑ は上下左右の方向キーの上です。
元に戻す場合は Windows + ↓
Windows + ← → スナップ
現在開いているウィンドウをスナップで右寄せや左寄せします。
Windows10から追加された新機能であるスナップ。最近はフルHDサイズの大きなモニタを使っている人も多いかと思います。「あるアプリを画面の半分だけにそろえたい」場合にこちらのショートカットを使うと大変便利です。
仮想デスクトップの操作
Windows + Tab 仮想デスクトップの表示
タスクビューで仮想デスクトップを表示します。 Windows10 の新機能、仮想デスクトップ。仕事用のデスクトップ、休憩時用のデスクトップ、特定プロジェクト用のデスクトップというように使い分けることができ大変便利です。 このショートカットですべての仮想デスクトップが確認できます。
Windows + Ctrl + ← → 仮想デスクトップの移動
仮想デスクトップを移動します。 Windows キーと Ctrl キーを押しながら方向キーの左右で仮想デスクトップを移動することができます。
Windows + Ctrl + D 仮想デスクトップの作成
新しい仮想デスクトップを作成します。
Windows + Ctrl + F4 仮想デスクトップを閉じる
現在の仮想デスクトップを閉じます。
ALT キーを使ったショートカット
Windows10 対応版 Alt キー はオルトキーもしくはアルトキーと読みます。 Ctrlキーと同じく他のキーと組み合わせて押すことで色々な機能が実現できるキーです。 Alt キー はキーボード左下、Windowsキーの隣に配置されています。
Alt キー でウインドウを操作
Altキーのショートカットは手早いウインドウ操作を助けます。
Alt + F4 ウインドウ・アプリを閉じる
現在選択しているウィンドウやアプリ、プログラムを閉じます。
Alt + Tab ウィンドウの切り替え
使用中のアプリやウインドウ切り替えます。 かなり便利なショートカットです。操作したウインドウをさかのぼって切り替えていくことができます。逆順に切り替えるならば Alt + Shift + Tab です。
おわりに
Windows には様々なショートカットが用意されてます。ここに紹介したものを使いこなすことができればパソコン作業が効率化できるでしょう。そしてそれはかなり長いこと使える自分のスキルになります。
Window10 についてもっと詳しくなる
Windows10には様々な書籍が出ています。このサイトを訪れてくださったようにわからないこと、知りたいことがあったときに検索をするのも良いですが、本を通して学ぶと全体像をあわせて理解できるため忘れにくくなります。
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